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Māyādevī Vihāra blog

マーヤーデーヴィー精舎ブログ

仏暦2557年、2013年 5月12日(日)日本テーラワーダ仏教協会『ウェーサーカ祭』のご案内(5/7更新)


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ウェーサーカ祭について

ウェーサーカ祭は、お釈迦様の「誕生」・「成道」・「般涅槃」という偉大な三つのできごとを一度にお祝いする記念日です。これらのできごとは5月の満月日に起きたと伝えられ、世界中の仏教徒にとってもっとも神聖で盛大な祝祭日となっています。
多くの国がこの日を祝日と定め、国家や民族、宗教・宗派を超えてお釈迦様の大遺徳を偲び、平和を願う文化祝祭としています。

お釈迦様の三聖大事をお祝いする記念日です

生誕

お釈迦様は約二千六百年前、ヒマラヤ南麓にあった釈迦国のルンビニーという花園で、王子として生まれました。「目的を完成する」という意味のシッダッタと名づけられ、大切に育てられました。

成道

ブッダガヤにある菩提樹の下に座られたお釈迦様は、「今度立つ時は悟った時だ」と決意し、冥想によってついに存在の真理を発見し、苦しみを完全に滅してブッダとなりました。

般涅槃

クシナーラーで八十年の生涯を閉じられる直前、お釈迦様が残したのは、「もろもろの事象は過ぎ去るものである。怠ることなく修行を完成しなさい」という、修行者への励ましの言葉でした。

三大聖地

 

テーラワーダ仏教とは

仏教は、今からおよそ2550年前、インド大陸でお釈迦様(釈迦牟尼ブッダ)によってひらかれ、時代の流れとともに、さまざまな流派に分かれて全世界へと広がっていきました。中国・チベット朝鮮半島や日本には、お釈迦様の入滅後数百年経って成立した北伝の仏教(いわゆる大乗仏教)が伝えられました。一方、スリランカ・タイ・ミャンマーなどの出家教団によって継承されている南伝の仏教テーラワーダ仏教と呼びます(他に初期仏教・上座仏教上座部仏教などともいわれます)。

テーラワーダとは、パーリ語(古代インドの言葉に由来する言語)で、thera(長老の)vada(教え)を意味します。テーラワーダ仏教は、お釈迦様の時代から完全に近い形で残されたパーリ三蔵(経典)に基づいて教学を整備し、多くの比丘(釈尊の教えを実践し、修行した出家僧)と在家信者たちの努力により、2500年間の長きにわたってお釈迦様の教えと実践を受け継いできました。近代になってアジア各国が欧米列強の植民地支配を受けると、ヨーロッパでもパーリ三蔵が盛んに研究され、帰依する人々も増えて、テーラワーダの教えは全世界に広まりました。
一方、日本は仏教伝来以来「大乗相応の地」とされて、もっぱら大乗仏教のみが信仰されてきました。明治時代になるとスリランカに留学した日本人僧である釈興然(グナラタナ)師によってテーラワーダ仏教の伝道が試みられましたが、定着しませんでした。その後もパーリ三蔵の学問的な研究は進んだものの、社会的認知度は低いままでした。しかし、1990年代からはアルボムッレ・スマナサーラ長老の活動が注目され、ヴィパッサナー瞑想の普及とあいまって、日本でも急速にテーラワーダ仏教が浸透しつつあります。現在はタイ、ミャンマースリランカ出身の僧侶を中心とした寺院や団体を通じて布教伝道活動がなされているほか、日本人出家者(比丘)も誕生しています。